

8月は上田桃子vs吉田弓美子の対決をお届け。 プロ2年目となる2007年には、早々にツアー初優勝を挙げ、その勢いのまま年間5勝。史上最年少(21歳156日)で賞金女王の座をつくなど順風満帆なゴルフ人生を送ってきたかに思われる上田。その翌年からアメリカツアーに参戦するも厳しい戦いを経験。2014年から国内ツアーに復帰し、同年2勝を挙げる活躍を見せるも、以降は勝ち星に恵まれず苦しい期間を過ごす。「今年優勝できなかったらゴルフをやめる」という決意で臨んだ今季、「中京テレビ・ブリヂストンレディース」で3年ぶりの優勝を果たした。 一方、10歳から父の影響でゴルフを始めた吉田は、高校卒業後、研修生ではなく自腹で近隣のゴルフ場を回って腕を磨く。2006年から単年登録でツアー参戦を始め、2009年にプロテストを合格。2013年には年間3勝を挙げる活躍を見せたが、アンカリング規制を受けてパターの変更を余儀なくされた。アイアンはツアー屈指の切れ味を誇り、女子プロでは珍しく3番アイアンを使いこなす。今シーズンは背中痛の影響で苦戦を強いられるも、「フジサンケイレディス」で痛みに耐えながらツアー6勝目を挙げた。 吉田が上田に対して挑戦状を叩きつける格好で実現したこの対決。勝者は果たして!?