

プロによる1対1の真剣勝負をお届けする「the MATCH」。6月は久保谷健一vs小林正則の「日本オープン王者対決」をお届け。 今年4月の「パナソニックオープン」で5シーズンぶりのツアー優勝を果たした久保谷。2012年の日本オープンでは、6打差を逆転してツアー6勝目を挙げた久保谷が得た5年シード。その最終年であった今年は自身にとっても「勝負の年」と位置付けていたが、シーズン序盤で優勝を成し遂げただけにその勢いで今季の活躍が期待される。2002年には2週連続でプレーオフを制して優勝したことがあるだけにマッチプレーでの勝負強さに注目だ。 一方の小林は、長身を生かした飛距離はアマチュア時代から際立ち、「期待の大型新人」としてプロ生活をスタートさせた。その後は2002年に初シードを獲得するも、ショットイップスに長く苦しむこととなり、ツアー初優勝は遠いまま、苦しい期間を過ごした。そして迎えた2011年の「とうとうみ浜松オープン」で石川遼をプレーオフで下して悲願の初優勝を飾ると、翌12年の「パナソニックオープン」、さらに13年の「日本オープン」も制してツアー3勝目。2012年の優勝時には、初日110位で大きく出遅れたにもかかわらず、残る3日間のスコアでツアー新記録を樹立する爆発力を見せており、勢いが乗ると止められない。そんな日本オープン王者2人による対決を制するのは果たして!?