

○ドリルの概要 パッティングのとき、自分のルーティンをしてからどのくらいで打っていますか。その時間は長すぎても短すぎてもいけません。「美味しい時間」内に打つようにしましょう。 ○ドリル詳細 ・薗田プロのコーチングを始めたきっかけは、パッティングだった。薗田プロはパッティングにおいて、ターゲットを最後に見て、ボールに目を戻してから打つまでの時間が長いという課題があった。人間は、モノをみて、目を離してから2~3秒で、見た景色の情報が消えてしまう。パッティングは、繊細なものゆえ、時間が経ちすぎてはいけないということで、3秒以内に打つ、と決めた。 ・実験として、まず、素振りなどの自分のルーティンをして、ターゲットを見てボールに目を戻してから10秒以内に打つことをやってみる。次に、同様に、ルーティン後3秒以内に打ってみる。 ・10秒と3秒のフィーリングの違いを体感する。10秒経ってしまうと、ターゲットをみながらやった素振りの印象やボールとカップの距離のイメージが消えてしまう。3秒以内だと、素振りのあとすぐ打つので、頭の中に残っている印象のまま打つことができる。 ・ちょうどいい「美味しい時間」を使うようにする。 ・アマチュアゴルファーがルーティンの中にこの3秒を入れるには、いままでと違う時間を組み込むことになり、違和感があるはず。薗田プロも、最初のころは「もう3秒経ってしまった」という焦りがあった。しかし、練習を重ねてなれると、その3秒が当たり前になって、長くなるほど打ちづらくなることを実感している。 ・仲間どうしで、スマートフォンでパッティングのルーティン動画を撮るなどして、3秒のおいしい時間内に打てているか、いいリズムで気持ちよく打てているかどうか、チェックするとよい。