

○ドリルの概要 スイングプレーンを意識している人は多いと思いますが、スイングをリードするグリップエンドの動きは意識しているでしょうか。グリップエンドプレーンで、スイングの正確性を上げましょう。 ○ドリル詳細 ・スイングプレーンとは、後方からみたときにクラブのシャフトの動き。スイングプレーンをリードする支点というべき、グリップエンドを意識することでスイングの正確性があがる。 ・多くのアマチュアゴルファーは、切り返したときに手元が前に出てシャフトが立ってしまい、上から入りすぎてしまう。あるいはそこから手元を引くことでターゲットの左に飛んでしまう。開いた状態でインパクトするため、弱いボールになってしまう。 ・プロであっても、スティープという、クラブが立って上から入れてしまうような状況になってしまうことがある。普通とは変わった球筋になったときに、グリップエンドの軌道がズレていると気づくことがある。 ・スイングプレーンのみにとらわれることなく、グリップエンドがどこを向いてどこを通っているのかを意識することで、よりシンプルにスイングをチェックすることができる。 ・ペットボトルの底を手のひらで持ち、トップまでもちあげ、カラダの回転とともに右手をそのまま、キャップをあけても水がこぼれないように、腰の高さまで真下におろしてくる。おろしてから、水をこぼすように手のひらを下に向け、手首を返す。その後フォロースルーをとるようなイメージで動かすと、最適なグリップエンドプレーンを体感することができる。 ・グリップエンドプレーンの練習法は、7番、8番アイアンを使用して、クラブを短く持つ。肩の位置までクラブを上げる。ペットボトルをもっておろしてきたときのように、右腕をターンしないように、腕をおろす。腰の位置までクラブをおろしたら、手首を返す。そうすると、ボールは左に飛ぶ。 ・右手がターンしないと、ボールが右側に飛んでしまう。腰の位置までおろしてから手首を返すのがポイント。 ・右手がターンせず、ボールが右側に飛んでしまうような打ち方のときは、それを補正するために、極端にフィニッシュで右手が返りすぎているような状態になり、ボールがすっぽ抜けたり、大きく左に行ってしまったりするようなボールを打ってしまうことがある。そうならないようにグリップエンドのプレーンを気にして打っている。 ・右手の動かし方、アームターンを覚えることで、グリップエンドプレーンがインパクトプレーンに近づいていく。そうすれば、ショットがぐんと安定する。