

○ドリルの概要 練習場でやっていることがコースでうまく実践できないという「練習場シングル」から脱却して、どうやって本番につなげるかを解説します。 ○ドリル詳細 ・コースと練習場がリンクしている瞬間とは、たとえば、朝の練習場で1番ホールをイメージしてコースの状況を思い浮かべて練習するような場面。「あの看板と看板の間をフェアウェイと見立てて、どういう球を打つか」などとコースで起こる状況を想定し、練習する。 ・練習場で、何も考えず気持ちよく打つ。次に、「看板のところにある木の間の狭い空間をフェアウェイと見立てて、打つ」などして、コース状況を設定し、プレッシャーがかかった状態で打つ。そのときの心境はどうか。ちゃんと自分はその方向に打てるか。心理状態が変わったときにどうなるか、試してみる。 ・さらに「看板より左が全部ラフ。右側30ヤードでラフと池がある」というふうに、狭いターゲットや苦手な球筋などより厳しい条件を想定する。そういうときに、「しっかりと球をつかまえないと、ラフや池に入ってしまう、つかまえても左に出しすぎない」というような意識をもって打つ。本番よりは緊張しないけれども、それでもシビアな状況を想定することで実践に近づける。 ・一方、スイングだけを考えて、コースのことを考えない、リンクさせない(=セパレートさせる)練習も行う。セパレートさせ、スイング作りや調整をして、癖を一度リセットさせるとよい。 ・たとえば、サンドウェッジで50ヤードをゆっくりとしたテンポで打ったり、片手打ちを練習したりして、スイングの基礎を作る。これがセパレート練習。 ・本番とリンクさせる<リンク練習>と、スイングの基礎を作る<セパレート練習>、両方を練習場で行うことで、上達する。