

○ドリルの概要 グリーン周りの10~15ヤードは、1パットで寄せることが必要になります。3種類のアプローチを覚えて、グリーン周りで確実に寄せる方法を解説します。 ○ドリル詳細 ・アプローチではどんなボールを打つかの設計が重要となる。グリーンの固さ、傾斜、距離、ピンまでの比率、転がすことができるのか、上げなければいけないのか、ライがいいのか難しい場所か、などなど、臨機応変さが求められる。 ・転がして打つなら最初から低く出す。そうしないと、上りの傾斜がきついところでは、ボールが戻ってきてしまう。右つま先よりももっと右にボールを置き、フェースをかぶせる。クラブをインサイドから当てることで、ボールに、前に転がる回転をつけて、打つ。 リーディングエッジがコースと直角になるように構える。 ・もしラフがあったら、転がすことができないので、ある程度上げて打たねばならない。右つま先の前にボールを置く。膝が曲っていたり、カラダが前後したりすると、ダフりトップの一番の原因になる。右膝は自然にのばし、右ひじも伸ばしておく。回転の中心を右肩に。クラブはライ角通りに合わせる。その位置にクラブを握り、それ以上にカラダが前傾しないように、カラダを起こす。そうして打つと、少しキャリーのあるボールを安全に打つことができる。 ・ピンが近く、高く上げなければならない場合は、ボールを左つま先の前に置く。クラブヘッドの動きは円を描くのではなく、インパクトゾーンで直線的に動く。それゆえ、ボールを左においても、ボールにインパクトゾーンの直線部分であれば、打つことができる。フェースを少し開いて、強く打つと、落ちて止まるボールになる。 ・最低でも「低く転がす」「少し上げる」「上げて止める」の3種類を知っている必要がある。ワンパターンな打ち方では、寄せられない状況がある。1打のミスがスコア全体に大きな影響を与える場面だ。