プロによる1対1の真剣勝負をお届けする「the MATCH」。6月はTEAM SERIZAWA兄弟弟子が真剣勝負! ・藤田寛之、芹澤信雄との出会い 1995年、レギュラーツアーで活躍していた芹澤信雄に、藤田寛之が声をかけた。「ずっと教えてもらいたいと思っていたのですが、口には出せず過ごしていました。芹澤プロをクラブハウスで見かけて『今度、練習ラウンドをご一緒させてください』とお願いしたのです。すると『今から回るから来いよ』と…。あまりにも急な話だったので驚きました」(藤田) 「藤田プロは身体こそ大きくないですが、練習に取り組む姿勢はこの頃からずっと変わらず、真面目でストイックでした。丸山智弘プロとの練習に、藤田プロが加わるようになっていったのです」(芹澤) ・宮本勝昌の加入 親戚の叔父と芹澤が知り合いという縁から、当時注目選手として名が知られていた宮本勝昌が芹澤・丸山・藤田の3人での練習ラウンドに加わるようになる。「当時は芹澤プロのキャディーもさせて頂いたりしましたね。藤田プロとはお互い前から知っていましたが、一緒に行動するようになったのはそれくらいの時からです」(宮本) 彼らはいつしかツアー開催中の食事も一緒に取るようになり、後のTEAM SERIZAWAの“核”が形成された。常に行動を共にし、仲の良い雰囲気の中で切磋琢磨してツアー戦ううちに、藤田や宮本が優勝をしはじめ注目を浴びていく。